腹話術愛好者たち
関係者のコメント

池田 武志
Japan Ventriloquism Arts
JVA 日本腹話術師協会代表
(NPO法人 JVA創立者)
JPTA日本パペットセラピー学会設立協力&名誉理事長
NPO法人格取得の翌月(2001年11月)から、2026年5月までの間、国立オリンピック青少年総合センター大・小ホール他、東久留米市民ホール、山梨文学館、国立女性教育会館等々の会場において、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、インド、カナダなどからの素敵な一流プロ腹話術師たちを招いて、国際交流フェスティバルを17回開催しました。そして6309名の方々に腹話術を楽しんでもらったことになります。
出席者は沖縄から北海道、台湾、カナダなど全国から腹話術愛好者が参加し、専門的な腹話術の研修と親睦交流、そして各国の国際プロショーを楽しみました。
参加した海外メンバーは、合計106名、第1回目から10回参加のバディ・ビッグマウンティン氏やジュディ・ブッシさんの6回に続き、2013年は4回目参加のウェンディ・モーガンさん(2018年昇天)など多くの方が複数回参加してくれました。また世界の二大腹話術組織を代表するマーク・ウェイド氏やヴァレンタイン・ヴォックス氏等も複数回来日して、日本の腹話術普及と技術向上に多大な貢献をしてくれました。
彼らの腹話術人生の集大成である「出版物」を通しての影響は計り知れないものです。原作者のバレンタイン・ボックス氏の「唇が動くのがわかるよ」やマーク・ウェイド氏の「腹話術のテクニック」の本を、早稲田大学清水教授(故人)の翻訳によって、日本語で読めるようにしてくださいました。本当に感謝です。次世代の方々もきっと喜んでくれると確信しています。
これまで海外メンバーの貴重な言葉を日本語に訳す働きを担ってくださった国際的通訳者ドクター・木下氏や信常幸恵氏の見事な通訳に感謝しています。また安原篤子氏は、空港出迎えから観光案内まで、私の手足としてサポートしてくれました。
更に国際祭典の仕込みから片づけまで、腹話術愛好者の会チャターズ(1999年設立)の仲間たちが手伝ってくれたおかげで、滞りなく進めることができました。
新生日本腹話術師協会スタートにあたり、これらの方々のご協力に心から感謝します。
2023年4月1日より新たにJVA(Japan Ventriloquism Arts )日本腹話術師協会として、正式に再スタートいたします。これまでのご協力に対し心から感謝申し上げますとともに、引き続きご支援ご協力を賜りたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
初心で再出発
青春時代の私が自分探しの果てに二十歳でたどり着いたのは、演劇の世界でした。貧乏生活を楽しみながらの舞台出演を繰り返し、マスコミの仕事では小さな役から主役と絡む大役まで事務所の仕事は一切文句を言わず取り組んできました。表現者としての仕事が大好きだったからです。その大好きな俳優の仕事も日本腹話術師協会創立とともに、テレビや映画の仕事からは遠らかざるを得ませんでした。つまりどんなに良い仕事が入っても、レッスン日と重なったり、ボランティア公演とぶつかった場合、すべて腹話術を優先してきたからです。
また国際祭典開催を決意してからは、ほぼ2年がかりで企画し、交渉し推進しなければなりませんでした。NPO法人格を取得してからは尚更のこと、日常の事務作業や義務付けられている年次総会の議案書つくりや、都への議事録提出及び法務局への書類提出など、大半は井澤元事務局長のおかげで何とか乗り越えてくる事が出来ました。法人のメリットは無く、義務や負担だけが増えてNPO法人格の返上となった事情もあります。
シガラミを超えて
2023年度からのJVA・日本腹話術師協会は、もっと伸び伸びと自由に取り組んで行こうと思っています。サポートして下さる方々を対象に、情報発信や国際的腹話術情報案内、更にこれまで手薄になっていた国内研修会なども充実させていくつもりでおります。これまでJVAの年会費として3000円をいただき、JVAニュースレター等の郵送事務経費の一部に渇させていただいておりました。
JVA本部移転後の日本腹話術師協会 では、これまでのような義務的な年会費は不要とし個人の自由支援金を活動源に続けてまいります。そして今後もJVAと関わり、メールやラインなどを通しての「Q&A」「レッスン(個人・グループ)」「腹話術教材提供」等々を行ってまいります。
★JVAミニ資料館整備支援者のライングループ発足案内
要会費1日3.5円/月100円/年払1,200円)
支援者の方々が、どのグループやサークル、団体などに所属していようと全く関係なく、同じ腹話術愛好者同志として対応して参ります。
私のミッションは、腹話術という素晴らしいツールを通して、様々な職業の方々がそれぞれ自分の専門分野に、自分の好みで、自分らしいやり方で活用して頂くことです。
腹話術の基本メソッド(習得方法論)は、誰でもが取り組めて誰でも楽しめて、誰でも楽しませてあげられる貴重な文化芸術・芸能です。だからこそ3000年もの時を経てもすたれず、多くの国で多くの人々に愛され続けているわけです。
地域貢献・社会貢献...次世代への貢献
腹話術愛好者の皆さま、ご自分の持ち味をもっともっと生かし、ご自分の地域でご自分のテリトリーで、腹話術を用いた活動を更に展開して参りましょう。そのためにも愛好者間の交流を進めると共に、またご自分のレベルアップの研修と共に、後輩の育成や地域での普及に取り組み、これまで習得したものを惜しげなく提供しましょう。
提供したからと云って自分の才能が無くなるものではありません。もし減ってきたら更に次のものを獲得しましょう。そのための場や情報を新JVAは更に提供して参ります。
そのためにも新JVAは世界の一流腹話術師たちとさらに交流を進めて、協力してもらおうと企画しています。そのために是非新JVAの活動を応援してください。
JVA・日本腹話術師協会の、新しい資料館を、共々にお祝いし楽しい腹話術人生を過ごしましょう。

中本(池田)しゅう
次世代へのバトンタッチと、日本腹話術師協会の役割
腹話術師・腹話術人形師
ボイストレーナー・チャターズグループインストラクター
JVA会員皆様のご活躍と益々の御発展を、お祈りいたします。日頃より日本腹話術師協会へのご支援、ご協力をいただきまして誠に有難うございます。
2026年5月には、第17回、世界・腹話術の祭典"国際フェスティバル"を山梨県の甲州市ぶどうの丘イベントホールにて、イタリアからの女性腹話術師でマジシャンのTAMAYO氏をお迎えして盛大に開催することができました。
ご招待した甲州市独居老人120名及び地域の子どもたちも大喜びでした。
JVA加盟団として主宰及び指導しております腹話術愛好者の会「東京チャターズ」は今年満27周年を迎えました。各地のチャターズグループも、コロナ発生後の困難にも負けず各地で地道に頑張っています。
またJVA本部山梨移住も今年(2026年10月)で満十年を迎えるとになりました。これを機に全国の腹話術愛好者の皆様の元気に習って、次世代の腹話術の社会的地位向上と腹話術の普及推進向上を目指して労させていただきたいとメンバー一同意気込んでおります。
誰もが気軽に取り組める腹話術、各人の使命や個性を活かす腹話術への取り組みの輪が更に広がる年になりますように。皆さまのご参加をお待ちしております。
2026年秋

山本 一男(日本腹話術師協会理事、埼玉大学教授・腹話術研究家)故人
やまもと先生の駆け足ベント・ヒストリー
山 本 一 男(故人)
はじめに
皆さんこんにちは。私は自称腹話術研究家でございまして、まだはじめに自称がついております。
私も腹話術を少し齧っておりますが、腹話術をやるに連れて腹話術に対する興味がますます湧いてきまして、周辺の色々な事柄をも調べたいという気持ちになりました。今日は、この2~3年の間自分なりに調べてみたことについて、お話しようと思っています。実はこういうお話をする機会というのはなかなか得られないものなのです。腹話術に関心のない人にとってはこういう話はまったく興味がありませんし、腹話術をやっている人でもパーフォーマンスに一生懸命で、周辺のことにまで興味を持つ人はそう多くはおりません。ですから、本日は自分が調べたことについて話を聞いていただけるということで、とても喜んでおります。
皆様は、腹話術の歴史についてどの程度御存じなのか分かりませんが、いろいろな人がおられると思います。バレンタイン・ボックスさんの書かれた「唇が動くのがわかるよ」という本がありますが、世界の腹話術の歴史については、ほとんどこの本に述べられています。また、3年ぐらい前に出版された「アザー・ボイス」という本にも、世界の腹話術の歴史について述べられています。これらの本は一回ぐらいさっと読んでも、なかなかその流れは分かりません。何回か読んでいるうちに、大きな流れがわかってきます。ここではこれらを整理して、概要をお話することにしましょう。(別紙)

